大阪ナイトカルチャー
提言
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伊達公子(だて きみこ) 街に出て夜を楽しみ 暮らしにゆとり育む テニスプレイヤー:伊達公子氏

 今年の夏は、ほとんどヨーロッパで過ごしました。ドイツ人とスウェーデン人の両親を持つ彼と結婚してヨーロッパで過ごす機会が増え、テレビの解説者としてヨーロッパを訪れる際にもヨーロッパを拠点に移動するようになりました。

 ヨーロッパは歴史と文化を感じられる国、そして街です。プロテニスプレーヤーとして世界中を旅していたときにも選手やスタッフの姿を見ていて時間の過ごし方がうまいなーと感じることがしばしばありました。仕事とオフの時間の切り替えや心の切り替えも非常に早いのです。週末は必ずといっていいほど家族との時間に費やします。

 そしてその時間の過ごし方は家族によってさまざまですが、時には夫婦だけで出掛けることも。いつもよりちょっとスマートカジュアル、ときにはフォーマルな洋服でオーケストラ、オペラ、コンサート、お食事など。こんな時間を過ごすことが日常になっています。もちろんスタート時間は午後7時や8時ごろ。終わるのは10時を過ぎますが、そこからお食事が当たり前。食べることよりも話が盛り上がっていることがほとんど。もちろんアルコールと一緒に!

 ヨーロッパの人たちを見ていると、ほんとに暮らしが楽しそうです。なぜなんだろうって考えると生活にゆとりがあるんです。そのゆとりは仕事が終わった時間や週末、休暇で過ごす時間の使い方も大きな要素なんじゃないかと思うのです。

 ヨーロッパにいると時間がゆったり流れるのを感じることができます。夏は日が長いのも理由の一つでしょう。なので日本にもサマータイム導入が必要!と感じている私なのです。

 日本に文化が成り立っていくためには、まずは解決しなければならない要素がたくさんあるように感じます。人々の意識を変えていくことも一つ、コンサートなどのスタート時間を遅くすることも一つ。

 でも遅くなったけど終わったあと「食べる場所がない!」ではつまらないですよね。レストランの営業時間も見直すことなど、トータル的に考えていかなければならないんじゃないかと思います。新たなライフスタイルを築きあげることで心にゆとりのある暮らしができると思います。

 仕事、家事や子育てに追われている日々、ストレスが溜まっていくだけでなく、より快適な暮らしをするため、「大阪ナイトカルチャー」事業はいい機会になるのではないでしょうか。